ながいアフタースクール
CLIENT WORK:日本・アルカディア・ネットワーク
子どもの探究心を育む学びの場
長井市を拠点に新たに始まる探求型教室「ながいアフタースクール」。この社会実験として始まる新しい学びの場の空間設計を依頼された。
ながいアフタースクールは、従来の学校や学習塾とは異なり、より自発的な学びと成長を促す場を提供することを目指している。そのため、生徒一人一人が机を所有するのではなく、フリーアドレス型の共有空間を設けた。生徒と教師の関係にとらわれず、リラックスしたコミュニケーションや学びを促進するため、ソファなど様々な姿勢で過ごせるような計画を立てた。また、地域の素材を活用し、子供たちとともに柿の実から塗料を作り、空間の什器を塗装するなど、子供たちが積極的に関わりながら空間をつくりあげた。
これからの学びの場は、単なる知識の習得だけでなく、さまざまな経験の場としての機能が求められるのではないか。ながいアフタースクールが、その新しい学びの形を提供し、参加者に新たな気づきを与えることを期待している。